2026年10月10日(土)から日本テレビ系で放送が始まった、大泉洋さん主演のドラマ『俺たちの箱根駅伝』。
池井戸潤さんの同名小説を原作に、伊藤沙莉さん、山下智久さんら豪華キャストが出演する話題作ですが、放送後のSNSやレビューサイトでは「つまらない」「面白くない」「期待していた内容と違う」といった声も見られます。
一方で、「感動した」「学生たちの姿に泣いた」「今後の展開が楽しみ」という好意的な感想も少なくありません。
実際に視聴率は第1話の8.6%から第2話の8.9%へ上昇しており、必ずしも視聴者離れが進んでいるわけではありません。
では、なぜ『俺たちの箱根駅伝』は「つまらない」「面白くない」と評価されているのでしょうか。
この記事では、実際の視聴者レビューを調べ、否定的な評価につながっている5つの理由や最新視聴率、原作者の意図、ドラマのモデルとなった大学・人物について詳しく解説します。
※2026年10月23日時点、第2話までの放送内容と公表情報をもとにしています。作品への評価は個人の感想であり、視聴者全体を代表するものではありません。
俺たちの箱根駅伝はつまらない?面白くないと言われる5つの理由
ドラマ『俺たちの箱根駅伝』について、Filmarksなどのレビューサイトや放送後のドラマ評を確認すると、否定的な感想にはいくつかの共通点が見えてきました。
特に目立ったのは、豪華キャストへの不満というよりも、物語の構成やテンポ、駅伝ドラマに期待していた内容との違いに関する意見です。
理由① 駅伝選手よりテレビ局の話が多い
否定的な感想につながっている大きな理由の一つが、テレビ局側の物語に多くの時間が割かれていることです。
『俺たちの箱根駅伝』は、学生ランナーたちの挑戦と、駅伝中継を担当するテレビ局スタッフの奮闘を描く群像劇です。
しかし、第1話では、大泉洋さん演じるチーフプロデューサー・徳重亮が、箱根駅伝中継をバラエティー化しようとする上層部と対立する展開にも多くの時間が使われました。
箱根駅伝というタイトルから、大学生たちの練習やレース、仲間との絆を中心としたスポーツドラマを想像していた人にとっては、予想と異なる内容だったようです。
レビューサイトには、テレビ局の内部事情よりも、走る選手たちの姿をもっと見たいという趣旨の感想も投稿されています。
また、箱根駅伝を長年中継している日本テレビ自身が、テレビ局スタッフの奮闘を描いているため、放送局側の自己評価を強調しているように感じた視聴者もいました。
ただし、これは単純な原作改変によるものではありません。テレビ局側を重視した理由については、後ほど紹介します。
理由② 登場人物が多すぎて話がわかりにくい
2つ目の理由は、登場人物の多さです。
本作には、テレビ局のプロデューサーやディレクター、アナウンサー、技術スタッフのほか、監督、コーチ、学生ランナーなど、大勢の人物が登場します。
第2話では関東学生連合チームが結成され、所属大学の異なる学生たちも次々と登場しました。
Filmarksには、主要キャラクターの人物像が十分にわからないまま複数の話が進行するため、感情移入しにくいという感想がありました。
また、学生役の俳優たちの区別がつきにくいという意見も確認できます。
複数の視点で物語を描く群像劇は、それぞれの人物の背景がわかると魅力が増す一方、序盤は誰に注目すればよいのかわかりにくくなることがあります。
ドラマ開始直後ということもあり、人物紹介と物語の展開が同時に進んでいる点が、わかりにくさにつながっている可能性があります。
理由③ ストーリーのテンポが遅く盛り上がりに欠ける
3つ目は、物語のテンポに対する不満です。
第1話は40分拡大スペシャルとして放送され、放送時間は約94分でした。
しかし、レビューサイトでは、序盤の展開が長く感じられた、予想していたほどの盛り上がりがなかった、という感想も投稿されています。
本作は、本戦での走りだけではなく、予選会やチーム結成、中継準備などの過程も丁寧に描いています。
そのため、レースの迫力や逆転劇を早い段階から期待していた人にとっては、物語がなかなか進まないように感じられたのかもしれません。
一方で、第2話では学生連合チームが本格的に動き始めたため、今後の展開によって評価が変わる可能性もあります。
理由④ 演出や音楽、学生役の演技に違和感がある
4つ目は、映像や音楽、演技などの演出面です。
Filmarksの一部レビューでは、学生たちの会話や衝突する場面について、自然な演技に感じられなかったという感想が見られました。
また、重厚なストーリーを期待していたものの、映像や音楽の演出が想像していた雰囲気と違うという意見もあります。
主題歌は桑田佳祐さんの『神々の襷(たすき)』。
楽曲そのものを好意的に評価しながらも、駅伝を題材にしたドラマの雰囲気に合っていないと感じた人もいました。
ただし、演技や音楽の印象は好みが分かれる部分です。こうした感想だけで、作品全体の完成度が低いと結論づけることはできません。
理由⑤ 池井戸潤作品や日曜劇場への期待が高すぎた
5つ目は、放送前からの大きな期待です。
原作者の池井戸潤さんといえば、『半沢直樹』『陸王』『ノーサイド・ゲーム』など、テレビドラマ化された人気作品でも知られています。
さらに今回のドラマには、大泉洋さん、伊藤沙莉さん、山下智久さん、小日向文世さん、高橋克典さんら豪華キャストが出演しています。
そのため、TBSの日曜劇場のような迫力ある逆転劇を期待した人もいたようです。
実際にレビューでは、『陸王』などと比較して物語の盛り上がり方や演出が物足りないという意見も確認できます。
注目度が高い作品ほど期待値も上がるため、思い描いていたドラマとの違いが「期待外れ」という印象につながっていると考えられます。
テレビ局のシーンが多いのは原作者・池井戸潤の希望だった
ここで、ドラマを評価する上で知っておきたい事実があります。
実は、テレビ局側の物語を重視する構成は、原作者・池井戸潤さん自身の希望によるものでした。
日本テレビが公表した池井戸さんのコメントによると、ドラマ化にあたり、学生チームだけを主軸にするのではなく、箱根駅伝中継を作るテレビ局側にも重点を置いてほしいと制作陣に依頼したそうです。
池井戸さんが注目したのは、箱根駅伝をテレビで生中継できるようになるまでの技術的な苦労や、番組制作に携わる人々の情熱でした。
現在では当たり前のように生中継されている箱根駅伝ですが、山間部を走る選手たちの姿を途切れることなく全国に届けるには、多くの技術的な課題がありました。
池井戸さんは、そうした中継スタッフの努力も、箱根駅伝に欠かせないもう一つの物語だと考えているようです。
つまり、テレビ局の場面が多いことに違和感を持つ視聴者がいる一方で、その構成には原作者の明確な意図があります。
駅伝を「走る人」と「伝える人」の両方から描くことが、このドラマの大きな特徴なのです。
俺たちの箱根駅伝の視聴率は低い?第2話で上昇
ドラマ『俺たちの箱根駅伝』の視聴率は、2026年10月23日時点で第2話まで発表されています。
| 放送回 | 放送日 | 世帯視聴率 | 個人視聴率 |
|---|---|---|---|
| 第1話 | 10月10日(土) | 8.6% | 5.0% |
| 第2話 | 10月17日(土) | 8.9% | 5.5% |
| 第3話 | 10月24日(土)予定 | 未発表 | 未発表 |
第1話は平均世帯視聴率8.6%、個人視聴率5.0%でスタートしました。
続く第2話は世帯8.9%、個人5.5%を記録。第1話から世帯は0.3ポイント、個人は0.5ポイント上昇しています。
初回視聴率8.6%は不調なのか?
初回放送については、豪華キャストと大規模な宣伝に対して視聴率が2桁に届かなかったことを厳しく取り上げる報道もありました。
2026年10月17日付のデイリー新潮では、TBSの『VIVANT』など他局の大型ドラマとの視聴率比較も行われています。
ただし、放送曜日や視聴者層、作品の性質が異なるドラマを、視聴率の数字だけで単純に比較することはできません。
また、視聴率が低いからといって、そのドラマを視聴者がつまらないと感じているとは限りません。
10月19日の日本テレビ定例会見では、第1話と第2話の視聴率は想定の範囲内との説明があり、今後の数字の上昇にも期待が示されました。
実際に第2話の視聴率は第1話を上回っているため、現時点で視聴率が下がり続けているという事実はありません。
俺たちの箱根駅伝は面白い!感動したという高評価の口コミも
否定的な感想がある一方で、『俺たちの箱根駅伝』を高く評価する視聴者もいます。
特に第2話では、関東学生連合チームが本格的に始動し、学生たちの思いがぶつかり合う展開に感動したという反応がありました。
青葉隼斗の熱い言葉に感動する視聴者も
第2話では、小林虎之介さん演じる青葉隼斗が、学生連合チームのメンバーに自分の思いを伝える場面が描かれました。
所属大学も目標も異なる学生たちが、同じチームとして箱根駅伝に挑もうとする姿に、心を動かされた人もいたようです。
MANTANWEBでは、青葉の言葉に感動したというSNSの反応が紹介されています。
また、山下智久さん演じる甲斐真人監督の指導方針や、選手たちの今後の成長を楽しみにする声も見られました。
箱根駅伝の裏側がわかるのが面白い
本作は、毎年お正月に見ている箱根駅伝を、普段とは違う視点から楽しめる作品でもあります。
大学が本戦への出場をかけて戦う予選会や、予選落ちした大学の選手たちで構成される学生連合チームなど、通常の駅伝中継では詳しく知る機会が少ない部分も描かれています。
箱根駅伝ファンからは、こうした舞台裏をドラマで楽しめることを好意的に受け止める感想もありました。
現時点では、物語の序盤に物足りなさを感じた人と、今後の展開を楽しみにしている人の両方がいると言えそうです。
俺たちの箱根駅伝のモデル大学はどこ?明誠学院大学は実在する?
ドラマを見て気になるのが、「明誠学院大学にはモデルとなった実在の大学があるのか?」という疑問です。
結論からいうと、明誠学院大学は物語に登場する架空の大学で、2026年10月23日時点で特定の実在大学がモデルだという公式発表は確認できません。
明誠学院大学は、かつて箱根駅伝に出場していた古豪ですが、2年連続で本戦出場を逃しているという設定です。
こうした経歴は実際の箱根駅伝でも起こり得るため、特定の大学を連想する視聴者もいるかもしれません。
しかし、青山学院大学や神奈川大学、その他の実在大学が明誠学院大学の直接のモデルだと断定できる根拠はありません。
甲斐真人監督のモデルは実在する?
山下智久さん演じる甲斐真人は、かつて箱根駅伝の2区で活躍し、明誠学院大学の新監督として戻ってくる人物です。
第2話では関東学生連合チームの監督となり、記録に残らない学生連合でありながら3位以上を目指すという大胆な目標を掲げました。
甲斐真人についても、特定の実在選手や監督がモデルであるという公式発表は確認できません。
実際の箱根駅伝には、競技経験を持ち、指導者に転身した人物が数多くいますが、経歴が似ているというだけでモデルだと判断することはできません。
実際の駅伝監督・大後栄治がドラマを監修
一方、ドラマのリアリティーを支えている実在の指導者がいます。
それが、神奈川大学駅伝部を率いて箱根駅伝2度の総合優勝に導いた大後栄治(だいご・えいじ)さんです。
大後さんは今回、陸上競技指導・監修を担当しています。
学生ランナー役の俳優たちは、大後さんの指導のもと、数か月にわたる本格的なトレーニングや合宿を実施しました。
長距離走に適したフォームづくりや身体づくり、選手としての精神面なども指導されたといいます。
ただし、大後さんが監修していることと、甲斐監督や明誠学院大学のモデルであることは別です。
大日テレビのモデルは日本テレビ?
大泉洋さん演じる徳重亮が勤務する「大日テレビ」は、ドラマに登場する架空のテレビ局です。
実際の箱根駅伝は、1987年から日本テレビが生中継を担当しています。
池井戸潤さんは、箱根駅伝中継を実現したテレビマンたちの情熱に注目しており、実際のテレビ中継の歴史が物語の重要な背景となっています。
そのため、大日テレビには日本テレビの箱根駅伝中継を思わせる要素がありますが、徳重亮などの登場人物を特定の実在社員と同一視することはできません。
関東学生連合チームは本当に実在する
ドラマに登場する「関東学生連合チーム」は、実際の箱根駅伝にも存在します。
箱根駅伝公式サイトによると、関東学生連合は予選会を通過できなかった大学の記録上位者から選ばれるチームです。
原則として1大学から1人まで選ばれ、記録は参考扱いとなります。
正式な順位としては記録が残らなくても、本戦を走れる貴重な機会であることに変わりありません。
ドラマでは、大学も考え方も異なる学生たちが、どのように一つのチームになっていくのかが重要なテーマです。
俺たちの箱根駅伝の主なキャスト一覧
本作の主な出演者と役どころは、以下のとおりです。
| 出演者 | 役名・役どころ |
|---|---|
| 大泉洋 | 徳重亮/大日テレビのチーフプロデューサー |
| 伊藤沙莉 | 宮本菜月/センターディレクター |
| 山下智久 | 甲斐真人/学生連合チーム監督 |
| 小林虎之介 | 青葉隼斗/明誠学院大学の選手 |
| 奥智哉 | 矢野計図/明誠学院大学の学生 |
| 山田杏奈 | 戸山知香/大日テレビの新人AD |
| 浅香航大 | 野村豪輝/大日テレビのディレクター |
| 高橋克典 | 黒石武/大日テレビの編成局長 |
| 菅生新樹 | 諫山天馬/品川工業大学の選手 |
| 庄司浩平 | 猪又丈/武蔵野農業大学の選手 |
| 林裕太 | 倉科弾/山王大学の選手 |
| 水沢林太郎 | 松木浩太/清和国際大学の選手 |
学生役には若手俳優が多数起用されており、実際のランナーに近づけるためのトレーニングも重ねられています。
今後は、それぞれの選手が抱える思いや人間関係が、より詳しく描かれていくことにも注目です。
俺たちの箱根駅伝の見逃し配信はどこで見れる?
『俺たちの箱根駅伝』を見逃してしまった方は、TVerやHuluで視聴できます。
| 配信サービス | 配信内容 |
|---|---|
| TVer | 無料の見逃し配信。視聴期限あり |
| Hulu | 本編の見逃し配信、ディレクターズカット版 |
TVerでは学生たちが主役のオリジナルドラマも
TVerでは、本編の見逃し配信に加えて、オリジナルドラマ『俺たちの学連合宿』も配信されています。
こちらは関東学生連合チームの合宿所を舞台に、学生たちの日常を描く全5話の作品です。
本編ではテレビ局の物語が多いと感じた方も、学生側を中心にしたエピソードを楽しめるかもしれません。
Huluではディレクターズカット版も配信
Huluでは、テレビ放送版に加えて、未公開シーンを収録したディレクターズカット版が独占配信されています。
テレビ放送では見られなかった場面や、より詳しい人物描写を楽しみたい方は、こちらもチェックしてみてください。
Huluは有料の動画配信サービスです。料金や利用条件などは公式サイトで確認してください。
まとめ|俺たちの箱根駅伝はつまらないと決めつけるには早い?
ドラマ『俺たちの箱根駅伝』について、つまらない・面白くないと感じる理由を調べました。
否定的な感想で目立ったのは、駅伝の選手よりもテレビ局の物語が多いこと、登場人物が多くわかりにくいこと、ストーリーのテンポや演出が期待と異なることでした。
特に、池井戸潤さん原作の過去作品に強い印象を持っている視聴者ほど、今回のドラマとの違いが気になったのかもしれません。
ただし、テレビ局側の物語を重視する構成は原作者の希望によるものでもあり、単純に原作の魅力が失われたとは言い切れません。
視聴率も、第1話8.6%から第2話8.9%へ上昇。SNSでは学生連合チームの物語に感動したという声もあります。
さらに、ドラマに登場する明誠学院大学や甲斐真人監督について、特定の実在モデルが公式発表されているわけではありませんが、関東学生連合チームや箱根駅伝中継の歴史など、現実の要素も丁寧に取り入れられています。
2026年10月24日(土)には第3話が放送予定です。
今後、箱根駅伝本戦に向けて学生たちの物語が本格化していけば、ドラマへの評価が変わる可能性もあります。
「つまらない」と感じた方も、「面白い」と感じた方も、今後の展開に注目したい作品です。
番組公式サイト:日本テレビ『俺たちの箱根駅伝』
情報確認日:2026年10月23日。視聴率はビデオリサーチ調べ・関東地区。口コミは公開されている個別の感想をもとに整理しており、視聴者全体の評価を示すものではありません。

